東京で展示会ブースを出展!読みやすいパネルデザインのコツ
『東京で開催される展示会に出展すれば、集客なんて考えなくても勝手に人が集まってくるはず』と考えていませんか?もちろん答えはNOです。特に東京で開催されるような展示会の場合には来場者も多いですが、それだけ出展者も多く周りはライバルだらけです。
そんな中で、より多くの集客が出来るためのポイントについて、パネルの観点から説明します。
パネルに何を書きますか?パネル作成で押さえるべきポイント
何となく展示会にはパネルが必要だろう、と考える方は多いのですが、具体的にどんなパネルに効果があるのかまでじっくりと考えているケースは意外と少なかったりします。
よく見かける失敗例は、でかでかと会社名やブランド名だけを記載するパターンです。ただ、残念ながら、このパターンが成功するのは、知名度が抜群なごくごく一部の会社だけだと思ってください。
人が文言をみて興味があるかどうかの判断をするのにかかる時間はおよそ0.5秒と言われています。この短時間で興味を引けるような文言にすることが必要です。
『この展示会ブースでは何を紹介しているのか』を来場者に一瞬で理解してもらえることがまず第一に押さえるべきポイントになります。そして当然、『誰が見ても一瞬で内容がわかること』も大事です。コアな専門家ばかりが集まる展示会であれば別でしょうが、専門用語ばかりのパネルも興味は引きにくいでしょう。
また、無難な言葉を並べるよりも、その展示会でアピールしたいポイントを簡潔に述べる方が他との差別化もしやすいです。
意外と見落としがちなパネルの配置について
パネルの内容にこだわる人は多いのですが、意外と見落としがちなのはパネルの配置についてです。 せっかくのパネルですから、何となく目立ちそうな展示ブースの真ん中に置いているパターンをよく見かけますが、実はこのパターンは意外と人目を集めにくいのです。
というのも、展示会ブースの真ん中というのは多くの場合には通路に面している部分になるので、歩いている人の目には入りにくい傾向にあるからです。特に東京で開催される展示会の場合には、来場者数も非常に多いため、いちいち通路上で立ち止まってじっくり内容を読み込んでもらえるケースはほとんど無いと考えた方が良いでしょう。
逆に来場者の目を惹きやすい場所は、展示会ブースの両サイドと言われています。特に、パネルを複数パターン用意する、という場合には、一番興味や注目を集めやすいキャッチーな内容のパネルは展示会ブースの両サイドで、歩行者の目の高さに配置することを意識して下さい。
文字の大きさ、光の当たり具合まで考えていますか?
せっかく来場者に訴求しやすい内容のパネルを作成しても、それが読みにくいものであれば何の意味もありません。展示会場においては、判読のしやすさというのも非常に重要です。文字の読みやすさについては、次のポイントを押さえていきましょう。
文字の大きさ
人がごった返す環境では、普段は判読に問題のない大きさの文字でも意外と読みにくく感じることがあります。目安としては、4~5メートルほど離れた距離でも特に意識せずすんなりと読むことができる大きさが適切だと考えてください。
他にも、いろいろなことを伝えたいあまりに、たくさんの文字や画像情報を詰め込んでしまうケースも見かけますが、これも読みにくさを助長するだけなのでおすすめはできません。
光の当たり方
展示会場そのものの照明によっても文字の見やすさが異なってきます。実際の会場で、光の当たり方を確認することは非常に重要です。
また、最近ではLEDパネルで目立たせる工夫も見られますが、逆にその光のせいで周りに配置した商品が見えにくくなってしまうこともあります。かならず全体のバランスを確認してほしいところです。
せっかく東京等の大きな展示会に出展するのであれば、最大限の成果を獲得したいと誰もが思うことでしょう。そのためにも、パネル一つとっても、ポイントを押さえ、細部まで気を配って集客につなげられる工夫をしていきましょう。