東京で出展する展示会ブースで「のぼり」に期待できる効果とは
東京では、たくさんの展示会ブースが出展する大規模なイベントが毎月のように開催されています。そうしたイベントに参加し、かつ集客目標を達成するには、来場者の興味を引くさまざまな宣伝グッズを活用する必要があります。
昔からよく使われているグッズのひとつであるのぼり旗も、使い方を工夫すれば高い集客効果を上げることができます。
のぼり旗を使う基本的なメリット
のぼり旗は、テトロンなど比較的耐久性のある生地を素材とする縦長の布で、端の部分をポールに通し、それをスタンド(支持台)に立てて使用します。東京にはたくさんの製作業者が存在し、「大安売り」などと書かれた既製品だけでなく、オリジナルデザインも手軽に作ることができます。
展示会ブースを飾るのぼり旗の基本的なメリットとしては、まず持ち運びが容易だという点が挙げられます。本体は薄い布でできていますし、ポールは大半がプラスチック製です。スタンドにはコンクリートや金属を使った重いものもありますが、近年ではプラスチック製の中空のスタンドに水を入れて安定させるタイプのものが普及しており、空の状態であればとても軽量です。
さらに、設置や撤収が簡単だというメリットもあります。縁日の露店など仮設の店舗でのぼり旗がよく使われていることを考えれば、これもうなずけるところです。こうしたことから、のぼり旗は女性スタッフでも扱いやすく、数をたくさん用意してもあまりかさばらないので、展示会ブースの宣伝に適しているのです。
宣伝とブースの在りかを示す目印を兼ねる
東京の展示会ブースにのぼり旗を使うことで期待できる効果は何かというと、まず何と言っても目立つことです。のぼり旗の生地は縦に細長いため、比較的短い言葉を大書きするのに適しています。
「大安売り」などがいい例ですが、他にもたとえば、飲料メーカーのブースなら「さわやかなのど越し」とか、住宅メーカーなら「抜群の耐震性」とかいった具合に、商品の特徴をキャッチ―なフレーズで掲げれば、来場者の注目を集めることができます。複数の旗をブースに至る通路に並べておけば、繰り返しによる効果で印象はいっそう強くなります。
また、もうひとつの効果は、来場者を誘導するための目印になることです。カラフルな旗を何本も並べれば遠くからでも見つけやすくなりますし、何をやっているブースなのかも一目瞭然となります。
さらに、東京で行われる展示会は多くの来場者で混雑することも珍しくありませんが、ブースの上方に高く旗を掲げておけば、通路が人の波に埋まってしまったとしても存在をアピールし続けることができます。
使い方の工夫によって印象もアップする
複数ののぼり旗を使用する場合は、その並べ方に一工夫を加えることでさらに効果を高めることもできます。同じデザインの旗を何本も並べると繰り返しによって認知されやすくなりますが、さらに効果的に使うので方法があります。
たとえば掲載する文言は同じだが背景のデザインだけ変える、あるいは文言もデザインも同じだが文字の色だけ変える、といった具合にバリエーションをつけた旗を並べておくと、その文言だけを強く印象付けることが可能になります。ウッドパネルなどと比べると製作費が安価なので、このような工夫もそれほど難しくありません。
また、サイズにバリエーションをつけるというやり方もあります。一般的な布のサイズは、縦が1,800mm前後、横が600mm前後でほぼ定型化されていますが、中には縦が2,700mm前後の大型サイズや、手のひらに載るほどのミニサイズもあります。こうしたさまざまな大きさのものを作ってブースの前や内部、待合スペースなど随所に配置すれば、やはり来場者に強い印象を与えることができます。
のぼり旗は街中でもよく見かけるだけに展示会会場に並べても違和感がない代わり、使い方をよく考えないと十分に注目を集めることができません。デザインや並べ方を工夫することによって、人目を引くことができるようになります。