展示会ブースのデザインレイアウト例―3小間の場合
東京では頻繁に展示会が行われています。1小間から展示会ブースは借りることができますが、広めのブースをとってたくさんの集客を見込むのも1つの手段です。しかし、3小間もあるとどのようにデザインレイアウトをすれば良いのかわからないという企業も多いです。どのようなアレンジがあるのか、具体的に知っておけば役に立ちます。
3小間の広さを十分に生かした一体感のあるアレンジレイアウト
例えば1つの商品だけではなく、企業の情報を一元管理するシステムを扱う展示なら、3小間の展示会ブースを使って広く周知することができます。床やパネルを同一色をベースにして展開し、コーポレートカラーなどもわかりやすくデザインに取り入れると良いです。
企業のイメージキャラクター等があれば、パネルに積極的に登場させてポップな仕上がりにすることもできます。 広々と使いたいところですが、例えば通路からパネルまでを開いて近い距離に置き、パネルに貼ったポスターが通路側からも見えるように配置するのもおすすめです。圧迫感が出すぎないように、展示会ブースの上方を広く開けるなど開放感を持たせる工夫もあるとなお良いです。
モニターを設置するときには1つでは足りないこともあるので、2方向から見えるようにコーナーに対して斜めに設置をするなど、工夫をします。物の形があるものはもちろん、東京にも多いサービスやソフトウェア等無形の情報を扱う企業もうまくポイントを伝えることができます。
複数社の共同出店にも3小間展示会ブースは使える
1小間や2小間を単独で使用するのも良いですが、広い展示会ブースを複数社で利用するのも良い手段です。東京には同じ系列の会社や企業軍で、同じプロジェクトを組んで展示会に出展することもよくあります。人も集まりやすく、賑やかな印象を与えることができます。
その時のレイアウトアレンジは、1社のみで行う時と比べて少し注意が必要です。例えば2社で共同出展をするときには、デザインや見せ方にも大きな差が出ないような公平さを重視しなければいけません。 例えば直線をモチーフにするなら、3小間全体を真っ直ぐな線で結べるようなレイアウトが良いです。
あえて2社で毛色の違う展示会ブースにするところもありますが、それではせっかく3小間を共同で使う意味がなくなってしまいます。 コーポレートカラーをベースに設計しながらも、統一されたデザインを出すためにモノトーン色で調整するのも良い手段です。モニターの大きさや形なども、揃えた方が一体感が出ます。
部屋の中を再現したようなデザインをレイアウトする
例えば家の中で使用する商品を展示する時、リビングルームを再現したようなデザインレイアウトにするのも面白いです。掃除機やマッサージ機を展示するときにくつろげる部屋を演出すれば、一気に集客効果を上げることができます。 3コマあるとかなり広いので、余裕を持った展示が出来るのもメリットです。
あえて商品の数を減らして厳選し展示をすれば、高級感や希少感を演出することもできます。使いたい人が増えれば、奥から出せば事足ります。気になる製品を試すのにも向いていて、リラックスして過ごすことができる展示会ブースです。
東京の展示会で心地よい環境を作ることを考えるなら、壁面のパネルには努めてポスターなどを貼り付けず、自然な佇まいにしても良いです。あえて掲げるとするなら、モデルが製品を使用しているイメージ画像を全体に貼り出すなど、使ってみたい心をくすぐる方法がおすすめです。企業名を入れるときには天井付近の高い位置に造形物を作るなど、インパクトを求めることもできます。
東京の展示会でせっかく3小間を使えるなら、広いスペースを有効活用しないともったいないです。一体感を持たせた展示会ブースを完成させれば、遠くからでも一目でわかるインパクトを持たせることができます。2社以上で共通の展示会ブースを広くとることもできますし、商品を使用する場面を想定したデザインレイアウトも難しくはありません。