展示会ブースに照明は必須?使用時のポイントや注意点を事前にチェック!
展示会に出展しようとしている方の中には、照明の重要性についてよく知らない方も多いのではないでしょうか?しかし、展示会ブースにおける、照明の役割は非常に重要です。使い方を誤ると来場者に敬遠されるブースになってしまうかもしれません。この記事では、出展の際に知っておきたい照明の役割やポイント、注意点を解説します。
展示会ブースの照明に求められる役割
照明の役割は、ただ単にブースが暗いから明るくするだけではありません。ここでは、展示会ブースに求められる役割を解説します。
ブースを居心地よく、物が見やすい空間にする
居心地をよくするには、暗すぎず、眩しすぎない、適度な明るさが必要となります。さらには、ブース内の展示品が見やすい空間にする必要もあり、隅々まで均一な光が届くように、調整しましょう。
ブースを明るく見せ、目立たせる
いくつもの企業が出展する展示会では、通路を歩く人の目にとまり、興味を持ってもらわなければなりません。そのためには、企業名やロゴを目立たせる工夫が必要となります。アピールしたい部分は、明るく見せるなど、魅力的に映るように意識しましょう。
企業やブランドのイメージを色で表現
企業のブランドカラーがあったとしても、色味は照明の当たり方で変わってしまいます。昼色と白色どちらが色の再現性が保たれるのか、どちらが魅力的に映るのかを考える必要があります。また、企業のもつイメージそのものに対しても、照明の色味を合わせなければなりません。
展示会ブースの照明使いのポイント
展示会ブースにおける照明使いでは、展示会に来た人に対する配慮が必要です。ここでは、照明使いのポイントを3つ紹介します。
明暗のコントラスト
通路側は明るく、内部は暗めにコントラストをつけることが重要です。通行人にとっては目立つブースとなります。また、来場してもらえた人にとって、ブース内部は適度な明るさとなり、居心地のいい空間にできます。
眩しさを感じさせないように
展示物を照らす照明は来場者側から照らすようにしましょう。通路に向かって照らすと、来場者の目に、光が直接入ってしまうことになります。眩しさを感じさせる照明は見づらいだけでなく、素通りされる恐れもあります。
ブースの装飾と照明プランはセットで
ブースに使用する照明が大きすぎると、デザインが隠れてしまうこともあります。ブースの装飾と照明プランは計画段階からセットで考えるようにしましょう。
展示会ブースで照明を使用する際の注意点
自社で照明も含めた準備を行う際には、他社のブースに干渉しないように注意する必要があります。照明の留め具が隣や後ろのブースにはみ出してしまうとトラブルになる可能性があります。その際には、事前に打ち合わせを行い、了承を得るようにしましょう。断られた場合の照明プランも考えておくもあります。
近隣のブースに干渉しない方法として、システムパネルの上部の溝に木片やステンレス板を噛ませて照明を設置することも1つです。とくにステンレス板を用いたものは治具と呼ばれており、パネルと照明が一体となっているように固定できます。治具は、繰り返し利用可能で、照明のサイズに合わせたものを作っておくとよいでしょう。
まとめ
展示会に出展する際の照明の役割やポイント、注意点を解説しました。照明の役割は、出展ブースを見やすく、かつ目立たせることによって、来場者の目を引くことです。ブースを目立たせながらも、いかに照明の光が来場者の邪魔をしないか、考える必要があります。そのためには、出展ブースの装飾を考える企画段階から照明についても、準備していかなければなりません。また、近隣のブースの迷惑にならないように配慮する必要もあります。後回しにされがちな照明ですが、出展の効果を高めるためにも重要性を再認識して、準備を怠らないようにしてください。