第4位 株式会社ボックス・ワン
おすすめポイント | 100のブースを2日で作ると豪語する老舗企業 |
会社名 | 株式会社ボックス・ワン BOX-1 CO.,LTD. |
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所在地 |
【本社】〒133-0057 東京都江戸川区西小岩1-27-12 TEL. 03-5622-0822(代表)/FAX. 03-5622-0685 【成田スタジオ】〒289-1107 千葉県千葉市八街市八街は102 TEL. 043-4422-3431/FAX. 043-4422-3432 |
設立 | 平成元年4月 |
資本金 | 3,000万円 |
売上高 |
2018年3月期 21.9億円 2017年3月期 20.5億円 2016年3月期 20.1億円 |
従業員数 | 60名 |
役員 |
代表取締役 豊田悦夫 取締役 西村省二 取締役 津久田司 監査役 大森崇 |
業務内容 | イベント、各種展示会、商業施設などに関するレンタル業務及び、企画、設計、施工 |
系列会社 |
株式会社 フォルムズ 〒132-0033 東京都江戸川区東小松川4-53-7 TEL. 03-3654-4662(代表)/FAX. 03-3654-4675 |
Contents
展示会の草分け的存在となったシステムユニットの利用
このボックス・ワンという会社は、展示会ブース業界の中ではかなり知名度が高いようです。いったいなぜ有名なのかというと、日本の展示会ブース業界においてシステムユニットを積極的に取り入れた会社であるからとのことでした。システムユニットというのはどういうものかというと、一からその場で組み立て設置を行っていた従来の展示会ブース施工とは異なり、既にできているものを用意するだけの方法です。
これによって、非常にスピーディなブースの準備が可能となります。他の企業がポップや展示物の制作に時間をかける中、このボックス・ワンは文字通り「ボックス」を早々に展開して設置を完了させ、時間的に余裕がある準備を行うことができるのです。
こうしたスピーディさは他社と比較して、なかなか大きなアドバンテージと言えるのではないでしょうか。もし、通常1時間かけて行っていた作業が30分で済むとなれば、その余った30分で他の作業を行うこともできますし、社員を休憩させることもできます。スピードアップによって生まれた30分によって、更なる利益を生み出すことが可能となるでしょう。
こうしたシステムユニットによる展示会ブース施工が、このボックス・ワンの強みです。だからこそ、「100のブースを2日で作る」というキャッチコピーも堂々と掲げることができるのですね。
各会場の持ち回り施工を行うことができるので、複数回の出展に強い
そのスピーディさを活かし、ボックス・ワンは他の業者にはできないパターンの業務も可能となっています。
たとえば、各会場の持ち回り施工です。一年に何回も展示会を行うという利用者は、どうしても費用に苦しめられがちです。何度も業者に頼むからということもありますが、展示会があるたびに一度解体したブースを一から組み立てなおす手間や時間や費用がとにかくムダなのです。ですから、利用者によっては展示会をなるべく減らしたいと考えているところもあるようです。
しかし、ボックス・ワンであれば、複数会の展示会出品も効率的なものとなるでしょう。なにしろシステムユニット式ですから、解体も組み立ても楽々で、使いまわしも存分にできます。いちいち最初から組み立てなおす従来方法に比べ、スピーディかつ簡単なのです。
だから、一年に何回も展示会ブースを出展すれば出展するほど、お得です。これならば、費用や時間に悩まされることなく、積極的な展示会マーケティングを行えそうですね。
制作物の保管も承ってくれる
展示会で悩ましいことは、開催前や開催中にばかり起きるわけではありません。展示会が終わったそのあとも、いろいろと困ったことがあるのです。
たとえば、展示会用の制作物についてポップやちょっとしたギミック、あるいはスタンドにテストコーナーなど、展示会に使用するために作ったもののほとんどは、当然、催しが終わってしまえば解体しなければならなくなってしまいます。そのまま持って帰ったとしても、それらを保管するだけのスペースはほとんどの会社にはないのではないでしょうか。複数回展示会を行わなければならない利用者にとっては、慢性的な悩みの種ともなり得るでしょう。
しかし、ボックス・ワンであれば、そうした悩みを解決できるかもしれません。ボックス・ワンは利用者の制作物の保管を承ってくれるからです。そのため、スペースの問題に悩まされることなく安心して展示会を行うことができるでしょう。
システムユニット式なので、コストパフォーマンスを抑えた施工が可能
このボックス・ワンがウリとしているシステムユニットには、もうひとつ利点があります。
それは、コストパフォーマンスです。システムユニット形式であれば、必要な設備が少なくて済むうえ、そこまで面積をとる必要がありません。組み立てる際に多くのスタッフを雇用する必要性もないのです。
だから、従来形式の展示会ブースよりも安く施工してもらうことができるのです。従来形式のものが約40~60万円となっているのに対し、ボックス・ワンのシステムユニットは約30万円となっています。コスト面が心配な方にとってはうれしい特徴と言えるかもしれませんね。
システムユニットである分、他の企業より自由なデザインは効きづらい
いろいろとメリットがあるシステムユニットではありますが、個人的には万人受けするものではないと考えています。人によってはその形式に不満を感じることがあるかもしれません。
たとえば、デザイン面です。システムユニットというのはいわゆる「パッケージ」のようにおおよそのデザインが定められており、従来型のように自由に、幅広く彩ったり装飾したりするというのは苦手だとされているのです。
ですので、展示会ブース自体のクオリティをかなり重要視されるという場合には、少々不満になってしまうかもしれませんね。