新商品がアピールできる展示会ブースの作り方
新商品をアピールするために展示に出展する際、注意したいのは看板・スタッフ・商品の並べ方の3点です。上手くアピールしないとせっかくの新商品も来場者の目に留まらず、認知されません。今回は、展示会で新商品をアピールする際に、どのような展示会ブースを作ったらよいのかをお話しします。
看板の設置方法でアピール度が変わる
展示会で新商品をアピールするためには、他の商品との差別化が必要となります。多くの場合、同じ業界で競合する他社と一緒に出展することになるため、商品やサービス、イメージカラーなどが類似することもあるでしょう。その中でもいっそう目立たせるためには、看板の設置方法に注目することが大切です。人間は目で見ることによって無意識で第一印象を決める傾向があります。
声で耳に訴えかけるよりも目から入る情報を与えることで、宣伝効果をアップさせることが可能です。視覚からの情報はそれ程大切なので、新商品を全面的にアピールするためには、展示会ブースのデザインが一番大切になってきます。展示会ブースには必ず看板を設置することが必要ですが、看板を設置することによってお客さんの目を集めることになるでしょう。
看板には、古い商品や代表的な商品よりもアピールしようと考えている新商品の写真を載せることが望ましいといえます。看板の設置位置もサイドや下に設置するよりも上に設置することで、多くの人の注目を引くことが可能です。看板の色も非常に重要で下地と商品の色が正反対の色を使うことで新商品の写真を目立たせることができます。
新商品のアピール力は司会者にかかっている
展示会を盛り上げるために必要な役割を果たしている司会者は、新商品の商品名を少しでも多く発言してお客さんの耳に訴えかける必要があります。そのため、聞きやすいように司会者には男性よりも女性の方が適任として多くの展示会の司会者は女性の割合が非常に大きくなっています。
女性の声は男性の声よりも聞き取りやすいだけではなくて、優しさや安心感を印象付けやすく、展示会に訪れたお客さんが落ち着いて聞くことができるでしょう。しかし新商品をアピールするためには、声質だけではなく司会者の話し方も重要となります。
展示会には多くの商品が並んでいますが、対象商品以外の商品名よりも対象商品の商品名を発言する場合には、対象商品の商品名を少しだけゆっくり発言することによって、相手の耳に印象を付けることが可能です。相手の耳に効率よく訴えかけるためには、お客さん一人ひとりの目を見て伝えることによって、説得力が増すでしょう。
新商品を目立たせる並べ方とは?
新商品をアピールするためには、商品の並べ方も非常に重要になります。対象外商品は新商品を輝かせるための脇役の意味もあるため、対象外商品の並べ方にかかっています。対象以外の商品は新商品よりも目立たない商品を選択することによって、お客さんの目を新商品に向きやすくなるでしょう。
対象商品は展示会ブースの中央部分、目線より少し上の方に陳列することが望ましく、対象以外の商品は対象商品と少し間隔をあけて並べる必要があります。アピールしたい商品の周囲は類似商品を並べることによって、新商品に興味を持っているお客さんだけを展示会ブースの一角に集めることが可能です。
展示会ブース会場のデザインは、配色を重視せず派手にするとアピールしたい商品が目立たなくなるため、最もプッシュしたい商品のカラー・デザインとの兼ね合いを考えることも重要です。これらのすべてを自社で行うことは非常に困難ですが、専門業者のサポートを受けることで可能となるでしょう。
東京では規模を問わず、多くの展示会が開催されます。競合他社との同時出展となる場合も多いため、商品をアピールするための一工夫が重要となります。出展する前には多くの展示会を見て勉強したり、経験豊富な業者に相談して意見をもらったりしましょう。