展示会で注目を集めたい!そんなときは「キャンペーン」がおすすめ?
主に購買促進・新規顧客の獲得を目的として実施される展示会ですが、キャンペーンも同時に実施すればさらに効果は高まります。展示会に参加し、商品を紹介するだけで終了してしまえば参加するメリットがあまりありません。展示会という場を充分に活用するためにも、キャンペーンが持つ役割や展示会で用いられるキャンペーン手法を解説します。
キャンペーンが持つ役割とは
無料でサンプルや限定品がもらえるキャンペーンですが、その役割とは何でしょうか。キャンペーンを実施した後に得られる効果についても考えてみましょう。キャンペーンの役割をしっかりと理解していれば、より効果的なキャンペーンとなるはずです。
■購買促進・新規顧客の獲得
キャンペーンの一番の目的は購買促進・新規顧客の獲得です。無料でサンプルや限定品をプレゼントするだけではただのボランティアです。
キャンペーンを活用して商品の購買につなげることのほか、ブランディングや新たなターゲット層へのリーチなども目的とされます。新しい商品に需要があるかどうか、マーケティングを目的としていることもあるでしょう。
■SNS・アプリと連動したクロスメディア化
展示会であってもクロスメディア化したキャンペーンも可能です。これはSNSやアプリなどと連動したキャンペーンのことで、拡散性の高いSNSでキャンペーンを実施すれば新たなフォロワーの獲得にもつながるほか、企業・ブランドの認知拡大にもつながるといった効果があります。
展示会のキャンペーンとして取り入れるには、展示ブースにキャンペーン応募用のQRコードなどすぐにキャンペーン応募ページにアクセスできるような工夫が必要です。
展示会会場で定番のキャンペーンとは
展示会といってもジャンルはさまざまですが、展示会で用いられる定番のキャンペーンは主に「プロダクトサンプリング手法」「プレミアム手法」「プライス手法」の4つの手法があります。
■プロダクトサンプリング手法
プロダクトサンプリング手法は展示会など直接会うイベントで用いられるキャンペーン手法です。サンプルの配布などがあり、商品や製品の特徴を顧客が体験できる点が魅力です。新規顧客の獲得にもつながります。新商品の購入に抵抗があっても無料でお試しができるため、購入までのハードルを低くできることもメリットです。
■プレミアム手法
プレミアム手法は、商品の購入者・来店者に景品や特典をプレゼントするキャンペーン手法です。商品を購入した際に景品がプレゼントされると聞けば、誰でも「通常で買うよりもお得」と感じるでしょう。このように顧客の購買意欲を高められる点がプレミアム手法の特徴です。
■プライス手法
プライス手法は限定的に商品の価格を割引するキャンペーン手法です。テレビショッピングにもよく用いられており「放送終了後30分までにお電話をいただいた方は半額で販売!」と時間を限定して割引することが特徴です。展示会であれば、「この展示会で購入されたお客様限定で、〇%オフで販売いたします」とすればよいでしょう。
■制度手法
制度手法はポイントカード・スタンプ・クーポンなどを発行し、リピーター獲得のために用いられるキャンペーン手法です。展示会はその場1回限りなので、展示会終了後に店舗などで使用できるクーポンの発行がおすすめです。
キャンペーンの成功は事前の告知・準備が重要!
いくらよいキャンペーン企画を考えたとしても、展示会で実施するキャンペーンはブースに人が来なければ始まりません。充分に集客するためにも、事前の告知と準備が必要です。公式サイトから発信でもよいですが、拡散性の高いSNSで事前告知するのもよいでしょう。
展示会におけるキャンペーンの役割と、展示会で用いられるキャンペーン手法について解説しました。展示する商品のジャンルによってはサンプルの配布が難しい場合もありますが、サンプルでなくても企業のマスコットや製品の特徴を生かしたアイテムを用意するのもよいでしょう。キャンペーンでは新規顧客とリピーターの獲得が期待できるため、必ず成功させたいものです。