美しさにこだわった展示会ブースで取り入れたいアイデア
新商品や新サービスを売り出す時には、東京の展示会に出展することで多くの人に周知できます。しかし、東京の展示会にはたくさんの展示会ブースがあり、来訪者に対して強く印象づけることが難しいという課題もあります。そのため、美しさにこだわった展示会ブースで一際目を引くような内容にすることもひとつの手だと考えられます。
与えたい印象に沿わせた美しさが必要
東京の展示会には、さまざまな企業が展示会ブースを出展します。基本的には展示内容にこだわりを持ち、それを印象付けることが多く、美しさにこだわる企業はあまりないです。だからこそ、東京の大きなホールなどで展示会ブースがたくさん並んでいる中、美しさを売りにすると印象深くすることが可能です。
しかし単に美しさを追求するのではなく、意味のある美観でなければなりません。たとえば木製品を扱っているメーカーであれば、木目の綺麗さを活かしたようなブースの枠組み作り統一感を出すと、扱っている商材との相関性を用いてアピールできます。
大人っぽくシックな雰囲気の高級品を取り扱っている場合には、あまり色数を増やさずにシックな色合いの中にもマットな質感など上質さを醸し出して魅力的に見せる方法が挙げられます。医療系など清潔感や安心感のあるイメージを与えたい場合には、白を基調にベージュや植栽を使ってクリーンな雰囲気を想起させます。
美しさにこだわるなら展示会業者選びが肝要
展示会ブースの作り込みは、知識と経験が必要です。素人がどんなデザインがよいかを考えるよりも、展示会業者に委託してデザインしてもらう方がよい内容に仕上がるはずです。展示会業者はさまざまな企業のブースの作りを経験してきているので、ノウハウやアイデアの引き出しをたくさん持っています。
場数を踏んでいることから、どの角度からどう見えると映えるとかどのくらいの高さに設置すると目線が行きやすいといった専門的なこともわかっています。展示会業者には、どのような目的で出展するのかを詳細に伝えてコンセプトはしっかりと共有しておくことが必要でしょう。
それをもとにアイデアを考えてもらい、イメージの擦り合わせをしていきます。フレームや床や壁の色味などはブース全体のデザインを左右するため、心配な場合にはサンプルを見せてもらい、認識に違いがないか確認する機会を設けることで、本番に思っていたのと違うでき上がりになることを避けられます。
スタッフの身だしなみまでデザインしよう
展示会ブースの美しさを追求することに満足してしまいがちですが、そこに立つスタッフの身だしなみも非常に重要です。対応するスタッフの見た目があまりにブースのイメージと異なると、ちぐはぐな印象となってしまって来訪者に違和感を与えてしまいます。
たとえばシックで上質な雰囲気のブース作りをしたにも関わらず、スタッフがデニムにTシャツというラフな格好をしていると企業イメージにも影響を与えるでしょう。ブース内の色味をしっかりと統一したのに、スタッフがばらばらな色味のカラフルな服を着ていたら、ブースの色彩計画が台無しです。
白を基調にした医療系のブースで、清潔感のない服装のスタッフがいると信頼を失うことも考えられます。そのようなことのないように、スタッフの身だしなみについても最低限のルールを決めておくと安心です。服の色やユニフォームの着用有無、髪型などの規定です。そうしたルールに沿ってスタッフ全員が行動することが大事です。
展示会ブースの美しさにこだわるなら、どのような印象を与えたいのかまずは企業イメージとの総感性を考えます。それを展示会業者との打ち合わせを重ねてすり合わせ、形にしていきます。またそこに立つスタッフの服装などにも配慮します。