NGな展示会ブースの装飾とは?
東京で開かれる展示会ブースを考える場合には、よく来客があり契約に結び付く装飾が重要になります。
ただ、装飾といっても何のコンセプトもなく流行だけ追ってもあまり意味がありません。
そこで、一体どのような装飾がNGになるか見ていきます。
見栄えのいいものを使っても統一感がない場合
展示会ブースを考える場合、とにかく見栄えが良いものを利用する人もいます。
確かに、見栄えが良いものは印象が良いものです。
多くの人は、見た目から入りますので、注目を浴びる点においては正しい選択といえます。
しかし、見栄えが良かったとしても統一感がなければ意味がありません。
統一感がなくなりがちな理由は、とにかく見栄えばかりを気にしてしまうからです。
いくら見栄えが良くても、そこで販売している商品やサービスと統一感がなければ逆に足が遠のいてしまう可能性が高いです。
人間の頭の中では、商品やサービスとレイアウトを無意識に結び付けます。
ですが、統一感はない場合には頭の中が混乱してしまいその第一歩を踏み出せない可能性が高くなります。
例えば、和風住宅の販売をする展示会で、装飾は和風とは結び付きにくい洋風だとすれば人間は頭の中が混乱してしまいます。
それよりも、その企業が提供している商品やサービスと装飾を統一した方がより多くの人の印象に残り素直にブースの中に入ることができるでしょう。
ブースを派手にすればよいわけではない
最近は、展示会ブースを派手にすることで多くの人から注目を浴びるパターンが増えています。
東京で行われる展示会によくありがちなのは、巨大看板を掲げている場合などです。
巨大看板に大きな映像が映し出されており、音声も少し離れたところでも聞こえるぐらいにしておけば確かに注目を浴びるのは間違いません。
これらの装飾は人間の五感を刺激するものですので、ほかのブースに比べても有利に感じます。
このようなところは、確かに興味本位で展示場のブースの中に入る人は多いですが、なかなか契約に結び付きにくいです。
なぜかといえば、単に物珍しさで入っている人が多いからです。
展示会の目的自体は、単に人多く集めればよいだけでなく見込み客を集めることです。
興味本位で来る人は、見込み客とは限らず逆に本当の見込み客を見逃してしまう結果につながりかねません。
アピールし過ぎているのもNGになる
展示会を行う場合は、一つの会場に多くの企業が集まるためブースの面積も限られます。
小さなところでは人が5人程度でいっぱいになってしまうところも少なくありません。
そのような面積の場合、可能な限り多くの情報を提供したい気持ちがあるでしょう。
商品を購入してもらい、サービスを利用してもらうことにつなげようと情報を重視する考える担当者も少なくありません。
ですが、情報が多すぎると見に来た人は脳内で混乱をしかねません。
確かに、必要な情報提供することは正しいですが、その情報が多すぎると人間は頭の中でどれが正しいのか判断できなくなってしまう可能性があります。
基本的に人間の頭は、重要なことを一度に二つから三つ程度しか入れることができません。
展示場に何十回も行くなら別ですが、一回きりしか行かない場合は特に、必要だと思われる情報をたくさん並べても結局どの情報が大事なのかわからず混乱した状態になります。
この場合の対策は、可能な限り情報を少な目にすることがまず一つです。
提供する情報は、二つから三つほどに限定する必要があります。
いくつもの情報を提供したい気持ちもわかりますが、それならばまずお客さんに伝えたい情報の優先順位をつけることが重要になるでしょう。
上位3番目までを提示し、あとは興味を持ってくれた人にそれ以外の中身を話すなど工夫をすることが大事です。
展示会でブースに装飾をする場合には、提供する商品やサービスとかけ離れているものや、派手すぎるものは注目を浴びるものの契約につながらないためNGになります。
また、一つのブースの中に情報が多すぎる場合も、お客さんが混乱してしまい契約に結び付かないためシンプルに仕上げることが大事です。