展示会のためにチラシやアンケートを用意する意味とは？

展示会に参加する企業の多くが、チラシの配布やアンケート調査を実施しています。展示会には競合他社も出展している上、来場者には時間制限もあるでしょう。そのため、チラシやアンケートを用意する意味を正しく理解し、展示ブースへの集客とその後の販売促進につなげていかなければならないのです。以下で詳しく説明しましょう。

集客において最重要なのはチラシ！？

自社の展示ブースへ集客を行う上で、チラシは重要な要素となります。チラシを配布することで、どの企業の展示会ブースに立ち寄るか迷っている見込み客を呼び込むきっかけとなるためです。自社の存在を認知してもらうきっかけ作りとしても効果は高いでしょう。

■呼び込みでの利用

自社の展示会ブース前にいる見込み客には、チラシを見せながらの声かけが有効です。チラシは1枚に自社のアピールポイントが凝縮してあるため、パンフレットのような複数ページにわたる資料に比べ、瞬間的に興味を惹くことができます。チラシを目にして興味がわけば、目の前にある展示会ブースに立ち寄ってもらえる可能性は高まるでしょう。

■視覚的に伝えられる

イメージを視覚的に伝えられる点もチラシのメリットです。写真やイラストにキャッチフレーズを添えるだけで、自社のコンセプトを瞬時に伝えることができます。言葉を使って長々と行う説明に比べ、短時間でイメージを伝えられるチラシは集客効果が期待できるでしょう。チラシのデザインはわかりやすいものがおすすめです。自社の強みや情報、連絡先などを魅力的なデザインでシンプルに掲載しましょう。

アンケートがあるとどんな効果があるのか

集客を目的としたチラシとは違い、アンケートは展示会後に効果を発揮します。なぜなら、収集したアンケート結果をもとに、ニーズの把握やアプローチの優先度を割り出せるためです。

■優先的なアプローチ

アンケートを行った相手すべてに、同時に連絡を取るのは不可能です。だからこそ、自社に高い興味を持っている顧客を選出し優先的にアプローチを行うため、アンケート結果は必要不可欠となります。

■ニーズの把握

顧客が何に興味を持っているのかを把握することで、効果的な提案ができる点もメリットです。アプローチを行う場合、相手の意向に沿った具体的な提案により、商談の成功につながりやすくなるでしょう。

チラシやアンケートを用意するデメリットはあるか

さまざまな効果が期待できるチラシやアンケートですが、用意するにあたりデメリットも存在します。

■デメリットには何があるか

企業側のデメリットには、印刷コストがかかる点や、アンケート結果の集計に手間と時間を要する点が挙げられます。また、受け取った顧客側にとっては、チラシで手がふさがり邪魔に感じるケースもあるでしょう。

■解決策

チラシを配布する場合、手提げ袋やクリアファイルなど、持ち運びに利用しやすいノベルティグッズをセットにすると喜ばれるケースが多いようです。ノベルティの配布はコストがかかりますが、企業側にもブランディング効果のメリットが期待できます。

また、アンケートを行う場合、紙ではなく展示会ブースにタブレットを設置する手段も効果的です。タブレットであれば、アンケート用紙を印刷するコストや、収集した情報のデータ化の手間も削減できるでしょう。とくに来場者の多い展示会で、タブレットの使用がおすすめです。

この記事では、展示会でチラシやアンケートを用意する意味や、その効果について解説しました。集客に効果的なチラシと、展示会後のアプローチ方法を見極めるための手段に利用できるアンケート。双方を活用することで、高い費用対効果が期待できます。来場者の利便性を意識したチラシ配布やアンケート方法で、見込み客を引き込むチャンスを生み出しましょう。