インパクトのある展示会ブースを作るには？効果的なアピール方法とは

展示会は見込み顧客と対面接触ができる場所です。企業のサービスの売り込みだけでなく、顧客がかかえる課題をヒヤリングして、サービス改善や新製品開発につなげる絶好の機会です。展示会を実り多くするためには、アピールを工夫し、多くの人の目を引く必要があります。今回はインパクトのある展示会ブースのデザイン方法についてご紹介します。

インパクトのある展示会ブースってどんなブース？

展示会とは、企業などが自社の商品やサービスを販売するために顧客と商談したり、競合他社の動向や世間の需要などについて、情報収集や情報交換を行ったりする場です。展示会のテーマに沿って、来場者が自社に求めるものを絞り込み、商材の準備をすることが大切です。

また、同様のサービスを提供する他ブースとの差別化を図るために、インパクトのある演出で来場者の目を引くことも重要です。インパクトのある展示会ブースの一例として、視覚や聴覚といった五感に訴える演出や、体験型の演出などが挙げられます。数秒の間であっても、自社の見込み客が思わず足を止めてしまうような演出をとることができれば成功です。

展示会ブースでにおけるインパクトの出し方

インパクトのある演出を行うために欠かせないことは、ターゲットに合わせてメッセージを絞り込むことです。どのような顧客を集めたいかによって、演出するメッセージも異なります。展示会でアピールする製品やサービス、訴えかけるターゲット層が決まったら、どのようなテーマやメッセージで売り込みを行うか演出を考えます。

■聴覚に訴える演出

聴覚による演出としては、BGMや音声ガイダンスなどが挙げられます。ブースのコンセプトにあったBGMを採用することで、製品やサービスに対するイメージを補強することができ、来場者の記憶に残りやすくなります。また、音声ガイダンスがあれば、ブースが狭く、来場者が中に入り切れない場合でも、商材の案内ができます。

■視覚に訴える演出

目で見てわかる演出です。視覚は五感による知覚の80％以上を占める重要な感覚です。つまり人間は外界からの情報の80%超を視界から得ているわけです。そのため、視覚に訴える演出はきわめて有効です。とはいえド派手に装飾したり、着ぐるみのキャラクターで呼び込みしたりすれば良いというわけではありません。

すでに企業や製品が、世間に広く知れ渡っている場合は、企業名や製品名をアイキャッチにする演出も有効ですが、そうでない場合は「何を扱っているブースか」「製品やサービスの性能はどの程度か」に重点を置いて演出することが大切です。また、来場者がブースに入りやすいよう、説明員を置きすぎず、開放感を持たせること、通路側にデモとサポーターを配置し、来場者が気軽に製品を試せるようにすることも有効です。

■体験による演出

アピールしたい製品やサービスをその場で実際に動かして、動作を体験してもらうことも演出としてのインパクトは大です。実際に製品が動いているところを見ることで、来場者とのコミュニケーションが円滑化され、サービスの概要や特徴を身近に感じてもらうことができます。ブースに実物を設置することが困難な場合には、動作している様子を映像で紹介することも効果的です。複雑な動作を行う機械や、売り込みポイントが多い製品などは、アピールしたい箇所に重点をおき、わかりやすく情報をまとめることで、効果的に宣伝することが可能です。

展示会ブースのデザインでよくある要望

企業にとって、さまざまなメリットが得られる展示会で集客を成功させるためには、どのような製品やサービスをどのような層に、どうやって売り込むかを考えることが大切です。展示会に出展するためには、ブース規模によってコストもかかります。

費用対効果が得られる魅力的なブースを作るためには、事前準備として客観的な視線による展示会や来場者の傾向把握や、自社のセールスポイントを分析することも外せません。「商談につなげたい」「コストを抑えたい」「狭いブースにたくさんの情報を効果的に盛り込みたい」など、かなえたい要望がある場合は、ブースデザイン業者に依頼することもおすすめです。

インパクトのある展示会ブースを作るための効果的なアピール方法について、ご紹介しました。展示会では、来場者が求めているものをわかりやすく演出することが大切です。来場者にインパクトを与えるブースづくりとして、視覚や聴覚に訴えたり、体験できる演出を採用したりすることが挙げられます。限られた予算のなかで、効果的に集客を行い、商談に導くためには、ブースデザインのプロに相談することも有効です。