展示会出展の効果を検証することの重要性とは?検証方法もご紹介
展示会に出展した後、効果検証はしっかり行っていますか?出展後の効果検証はとても重要です。本記事では、展示会出展後に把握しておくべきことや、投資対効果の検証の重要性を紹介します。検証を行うタイミングの決め方も紹介しているため、展示会への出展予定があるという方はぜひご覧ください。
展示会の出展後に把握すべきこと
展示会の出展後に把握すべきことを2つ紹介します。展示会は出展したら終わりではありません。出展後に検証を行うことは、次回よりよい結果を残すためにとても重要です。
これから初めての展示会出展予定があるという方、展示会出展後に何もしていなかったという方はぜひご覧ください。
ROIを把握する
ROIとは、投資対効果のことです。どのくらいの費用が掛かり、どの程度の効果があったのかを客観的に知ることが可能です。展示会出展のROIでは、展示会スタッフの人件費、ブースの施工費、配布物や販促物の作成費用、ブースのスペース代などが投資にあたります。
受注数、商談数、名刺の獲得枚数などが効果にあたります。ROIを計算しなければ、具体的にどの程度の投資対効果があったのか分からず多額の経費をかけて参加したメリットがあったのかが分からなくなってしまうため、できる限り計算しましょう。
それぞれの出展効果を把握する
複数の展示会に出展している場合は、それぞれのROIを比較して、どこの効果が高かったのか、どこの効果が低かったのかを把握しましょう。
出展したそれぞれの会ごとの出展効果を比較して把握しておくと、次回出展する際の参考になります。効果の低い展示会の参加をやめて、出展効果の高い展示会へ参加を絞るだけでも経費の節約になります。
展示会の効果検証で重要なこと
展示会の効果検証で重要なことは、マーケティング活動の1つとして考えることです。多くの来場者は、情報収集のために展示会に参加しているため、展示会で名刺を交換したからといって、すぐに受注につながるという訳ではありません。
ほとんどの来場者は参加して得た情報を基に、インターネットで更なる情報収集を重ねてから比較検討を行います。そのため、展示会を単体として考えるのではなく、マーケティング活動の1つとして捉える考え方が重要です。
また、展示会をマーケティング活動の1つとして考え展示会終了後に、展示会で交換した名刺をデータ化し仕分けを行い、メールなどでのアプローチによるアフターフォローを行うと、より多くの成果へとつなげることができます。
展示会の効果検証を行うタイミング
展示会の効果検証を行う時期には、出展のあと数か月・半年・1年後などの特定の期間ごとに検証していく形式、商材のリードタイムを参考に効果検証を行う時期を決める形式などがあります。
商材のこれまでのリードタイムから時期を決める場合、低価格な商品・サービスを取り扱っている場合はリードタイムが短くなるため展示会から効果検証までの期間が短くなり、大型の商品・高額な商品などを取り扱っている場合、リードタイムは長くなるため効果検証までの期間も長くなることが多いです。
商談から商品受注までの実績値がある場合その平均値が効果検証を行うべき時期になります。効果検証を行うタイミングを間違えてしまうと、間違った検証結果につながりかねません。そのため、検証のタイミングは非常に重要です。充分に検討して効果検証を行うタイミングを決めましょう。
展示会出展は、出展が終わりではなく、その後適切な時期に投資対効果の検証を行うことが重要です。検証を行うことには、どのくらいの費用が掛かり、どの程度の効果があったのかを客観的に知ることができるなどのメリットがあります。出展後にはしっかりと投資対効果の検証を行って経費の無駄を省き、次の出展ではより高い効果が得られるようにしましょう。