展示会ブースのデザインレイアウト例―1小間の場合

展示会ブースのデザインレイアウトの中でも、最も難しいと言われるのが1小間の場合です。これは東京で行われる総合展示会などで非常に多いパターンですが、狭いスペースの中で様々な展示をしたいと考えるために雑然としてしまうことが多いものです。ここでは、1小間を効果的に利用するためのレイアウト事例を紹介します。

気軽に入ることができるイメージを持たせた例

1小間と言う少ない展示会ブースのスペースの中で様々な製品を紹介したいと考えることが非常に多く、できるだけ多くの製品を並べて多くの人に来場してほしいと考える事は少なくありません。しかしこれらが雑然と並べられていては、来場者はなかなか気軽に見ることができないものです。

また少ないスペースであるため製品だけを並べようとしても集客をすることができないので、この場合にはパネルを利用して製品同士の関連性を意識しながらデザインすることが重要なポイントとなります。 製品はできるだけ通路側からよく見えるように配置し、リーフレットなどを取りやすいようにするため製品の陳列場所の前などの位置に設置することもポイントです。

こうすることで、興味を示した顧客が気軽にリーフレットを取り出すことができ、情報を得ることができるようにすることがレイアウト上の重要なポイントであり、また実際に製品に触れることができるようにしておくことも集客を高めるポイントとなっています。

見やすさとわかりやすさを重要視した事例

1小間のスペースをより効果的に利用したいと言う場合には、あえて展示する製品の数を減らしそのインパクトを強く与えるようにすると言う方法もあります。そのためにはいろいろな角度から見やすいようにするために、小間の中に少ない数の代表的な製品だけを並べると言う方法がよく利用されます。

ブースのレイアウトを特徴的なものにすることで遠くからでも人目を引くことができるようにするのがポイントであり、また展示をする際のデザインも効果的に行うことで他社とは違ったスムーズなイメージを打ち出すことができます。

また角の場合には2つの面が角に接するため、そのどちらからでも製品が見えるようにするレイアウトもよく利用されており、その1小間の位置によっても有効に活用することができるのがポイントです。 東京の展示会ブースの事例では通路を有効活用することがポイントとなっており、リーフレットやパネルなどを効果的に利用しながら製品を際立たせることができる方法となっているのが特徴です。

スペースを有効活用するための事例

1小間で様々な展示物を展示すると、特定の製品にばかり来場者が集まってしまい隣の製品を見ることができないといった問題が生じることも少なくありません。この場合には、その製品に対するビジネスチャンスを失ってしまうことになるため十分に注意が必要です。

これを防ぐためには、事前にそれぞれの製品の前評判や集客予測を確認し、より多くの顧客が集まると考えられるものの周辺を整理することが重要となります。 一般的にスペースの少ない東京の展示会のレイアウトではその中心となる製品を決めることが多く、これは話題性の高いものを選ぶことが少なくありません。

顧客がお目当ての製品を見ることができるスペースを十分に確保しながら、その周りに効果的に関連製品を並べることがスペースを有効に活用する方法となっており、特に多くの顧客が集まる東京の展示会などではよく利用される事例となっています。同時に様々な関連製品は実物だけではなく、パネルなどを有効に利用して紹介をすることも非常に効果的な方法です。

1小間で数多くの様々な製品を紹介する事は非常に難しいのですが、これらを関連付けてパネルなどを利用しながら紹介することでその効果を高める事は十分に可能です。東京の展示会ブースでは多くの会社が出店を行うことが多いため、内部のレイアウトの工夫で集客力を高めるようにするのがポイントとなっています。