展示会ブースを成功させるポイント
展示会に初めて出展するときには、手探りで始めることになります。しかし東京で大規模な展示会を行うとなると、入念に準備をしておかないとほとんど効果を得られないまま終わるという事態になりかねません。そうならないためには、一体どのような準備をしておけばよいのでしょうか?今回は、展示会を成功させるポイントをご紹介します。
なぜ展示会に出展したいのかをはっきりさせよう
展示会で成功するための第一段階は、なぜ展示会ブースに出展したいのか目的をはっきりさせることです。ほとんどは展示会ブースで集客して、商談に結び付けるか見込み客を得ることでしょう。それ以外にも自社がどのようなサービスを提供しているのか、どのような製品を販売しているのかなど社名やサービスを覚えてもらうことも重要です。
すでに取引を行っている顧客とのコミュニケーションを図れる場でもあり、今までと違うサービスや製品があれば、その場で実際の製品を見ながら説明や提案などをすることも可能です。このように展示会へ出展する目的をはっきりさせつつ、いかにして集客するかも大事になってきます。
東京など来場者が多い場合、展示会ブースはよく目に留まるように、なおかつ誰でも気軽に入れるような設計をしなければなりません。ただ開放的なだけではなく、商談を行うときのことも考えてゆっくり話せるようなブース作りなどを考えることも必要です。
出展ブースに出すサービスや製品を厳選しよう
目的がはっきりすれば、多くの来場者の中からどのような顧客を獲得すればよいのかがわかってきます。東京のような規模の大きな展示会であれば、時間をいかに有効に活用するかが大切になりますので、獲得したいターゲットを絞り込み集客を行いましょう。
展示会ブースの担当者は一人が全部の作業を担うのではなく、集客を行う人や商談だけを行う人など担当を決めておくようにし、どのような職業や年齢の来場者をターゲットにするのかを担当者全員でしっかり認識を共有しておく必要があります。展示会ブースに出展するとなると、ついいろいろな自社サービスを見てもらいたくなるものです。
しかしあまりに出展数が多いと、来場者にとってはあまりインパクトがなくなってしまいます。それでは出展した意味がまったくありませんから、今絶対に売り出したいというものに絞り込むことが大切です。出店費用を無駄にしないために、来場者へ自社サービスをしっかりとアピールしていきましょう。
出展のテーマ決めやブース作りなど具体的な準備を入念に!
出展するサービスが決まったら、どの程度の人数を集客し、アポイントメントや商談へ結び付けるのかある程度目標を立てておきましょう。テーマやコンセプトを決めておくと、担当者がイメージを共有しやすくなります。展示会前に行える集客対策は、既存の顧客へのメールや案内状の送付などです。
開催場所や日時はもちろんですが、テーマやどのサービスを出店するのか、来場する際に特典があるのかなどしっかり記載しておくと集客力のアップにつながります。実際に展示会ブースで集客する場合は、自社の名前を入れるなどしたノベルティを配布するなどして、ターゲットとなりそうな来場者に積極的に声をかけるようにします。
東京のような来場者の多い展示会では、動線を意識することも心掛けてください。人ごみの中でも目につくようにし、すぐに入れるような開放感のあるブース作りをします。いくら目につきやすくするといっても、あまりに派手なブースだと逆に入るのをためらってしまうこともあるので、落ち着いた雰囲気にしつつもパネルや音などで興味を引くように工夫をしましょう。
展示会ブースへ出展するためには、事前にさまざまな準備をしておくことが重要です。自社サービスをいかに認識してもらうかを担当者でよく話し合い、ターゲットをいかに多く集客できるかを考えた展示会ブースを作り出展を成功させましょう。