展示会を開くうえで必要なものをご紹介
展示会というのは、自社の製品やサービスを広く知ってもらうための物ですが、出店企業ももちろんですが、来場者もさまざまな方がいます。当然、100%ニーズに合わせることは非常に難しいですが、準備をきちんとしていれば来場者の方に不満や不足感を与えることなく、運営することは可能です。ここでは基本的でかつ、必要なものをご紹介します。
準備すべきものはヒトモノハデを意識する
準備すべき必要なものは、人(ヒト)、物(モノ)、ハデ(装飾)です。ブースで接客するのに十分な人と、来場者に満足のいく情報量を与えられる物、広い会場の遠くからでも認知してもらえるような装飾これらは必ず用意すべきです。
勘のいい方であれば、この3つの言葉を聞いただけでおおかたのイメージはつくかもしれませんが、一つずつご説明させていただきます。
ヒトとモノどちらかかけても手落ち感
ブースで接客する人と、ブースで来場者に見てもらう物、どちらがかけても来場者には不満が出てしまいます。見るべき展示品がずらりとラインナップされているブースは非常に魅力的ですが、その際に説明や応対をしてくれる人が少ないと、結局順番を待たずにブースを立ち去ってしまいます。
それとは反対に、人だけは多いのに見るべき展示品が少ないと、そもそもブースに立ち寄ってくれる方が少なくなってしまいますし、せっかく来ていただいてもカタログ片手に応対されてもいまいちピンとこないと言われてしまうでしょう。ヒトとモノしっかり準備することで、来場者の満足度を高められます。
ヒトについては、小間の広さから割り出して配置するようにしましょう。ありがちなのが、休憩回しなどを考慮せずに準備してしまい、昼間に人が少ないなどの結果を招きがちです。時間シフト的なものを作成し、コントロールするようにしましょう。
モノは、当然のことながら展示品、デモ機、カタログ、アンケート用紙、簡単な商談ブースこれらは必須です。カタログは持ち帰って読み返す人がほとんどなので、展示品、デモ機などを中心に設置するといいでしょう。
装飾はぎらぎらよりもピカピカで印象良く
東京などの展示会では会場が非常に広く、さまざまなブースが設置されています。各社趣向を凝らしたブースの設営をおこなうので、手間や費用を惜しんでしまうと埋もれてしまい誰の記憶にも残らないで終わってしまうことがあります。そのためにも装飾(ハデ)も必要なものとして認識しておきましょう。
ただし、装飾と聞いてギラギラの装飾にしてしまってはいけませんし、シックさを求めすぎるのもいけません。過度なギラギラさは、そこばかりが目立ってしまいますし、そのようなブースに立ち入ることを人はためらってしまいます。
もちろん企業イメージがそのようなカラーであれば前面に打ち出すべきですが、ほとんどの企業がそうではないと思います。また、シックすぎると隣のブースとの差が目立ち、隣のブースを目立たせる手伝いをしてしまいかねませんので、シックが好みでも場をイメージして設営をおこないましょう。
では、具体的にどのようなものが好まれるかというと、一言でいうとピカピカです。ヒトは綺麗なものには自然と視線が向きます。照明を十分に用意したり、モニターを外側に向け通路で立ち止まってもらったりすることが重要です。
遠くから認知してもらえる、大きな看板の設置も非常に重要です。見つけてもらって、立ち止まってもらって、中に入ってもらう、これは最も必要なものかもしれませんね。
以上3点の、ヒト、モノ、ハデが展示会をおこなう際に必要となるものです。適正な配置人員と、豊富な展示品と情報量、遠くからでも認知してもらえる装飾これらがきちんとなされているブースはどのような展示会でも大きな成果を上げています。
もし、費用に余裕があるのであれば、お土産を用意すると喜ばれますし、帰ってからも絶対に一度は思い出してもらう機会を作れます。これに関しては、費用との相談です。
もちろんこの他にもペンであったり、バインダーであったり、掃除用具やティッシュなど細かなものが必要となりますが、これらは最悪近所のお店に行けば揃います。それよりも、大事なのは繰り返しになりますが、ヒト、モノ、ハデです。しっかりと準備をして、成果の多い展示会にしましょう。