プロジェクションマッピングは展示会ブースでも効果的?
映像によって大迫力の空間を生み出す、プロジェクションマッピング。2012年に東京駅で行われたイベントでは、駅舎に色鮮やかな映像が浮かび上がり大きな話題を呼びました。近年ではアートからPR活動まで幅広く活用されつつあります。今回はプロジェクションマッピングの基礎知識や、活用のメリットなどについて詳しく紹介します。
プロジェクションマッピングとは
プロジェクションマッピングとは、プロジェクターなどの機器を使用し、CGを立体的に投影する技術のことです。プロジェクションは「投影」、マッピングは「貼り付ける」という意味で、投影する場所に合わせた映像をぴたりと貼り付けていくことで、特有の立体感を生み出しています。
映像が飛び出してくるような臨場感が体験でき、バーチャルかつリアルな映像表現として人気を博しています。なお、映像を建造物に映すだけではプロジェクションマッピングとはいえず、あくまで「立体的」である必要があるようです。そのため、投影する映像そのものも立体で映し出すことを想定して作成されているのが特徴です。
プロジェクションマッピングを活用するメリット
プロジェクションマッピングは近年ではレジャー施設やイベント、プロモーションなどで広く活用されています。建物や街並みなどの造形物だけでなく、霧や空などの空間や動く人物にも投影できるため、あらゆる場所で効果的な演出を行うことができるのが特長です。日常ではなかなか目にすることのできない珍しさと、見ている人を惹き込む美しい映像によって話題を集めることができるでしょう。
また、SNSなどで拡散されやすいことから、実際に会場にいる人以外にも映像を届けられるため、効果的なプロモーションを行うことができます。プロジェクションマッピングは映像を投影できる範囲が広く、遠くからでも見えやすいため、一度に多くの観客に見てもらえることも1つのメリットといえます。
あらゆる場所に応用できるため、特別な会場を用意する必要もありません。プロジェクションマッピングとあわせて音楽やレーザー光線などを組み合わせるなど、アイディア次第で子どもから高齢の方まで、年齢を問わず心に響く映像体験が可能となります。展示会ブースでプロジェクションマッピングを活用することによって差別化を図り、大きな宣伝効果が期待できるでしょう。
プロジェクションマッピングの費用は?
プロジェクションマッピングを行う費用は、主にプロジェクターのレンタル費用と、映像制作の費用にわかれます。コストは投影規模や映像の長さ、また何に投影するかによって異なります。プロジェクションマッピングでは一般的なものと違い、業務用の高輝度プロジェクターを使用する必要があり、屋外などの広い範囲に投影する場合はプロジェクターも増やす必要があるため、必然的に費用は高くなるようです。
また、費用は映像制作から依頼するのか、投影のみを依頼するのかによっても大きく変わってきます。屋内など小規模で行う場合は数十万円程度から可能となりますが、屋外で大規模に行うためには数千万円かかることもあります。
ただ、これらの費用は投影する環境によって大きく変動するため、投影するものの色や形、周囲の光量などを工夫することでコストを下げることができるでしょう。イメージするプロジェクションマッピングを実現するための費用は条件次第ともいえるので、まずは見積もりを依頼してみることをおすすめします。
インパクトやオリジナリティ溢れるプロモーションを行うために、プロジェクションマッピングは効果的な手法です。投影場所も選ばず、周囲の光量などの工夫によってコストも抑えられるため、費用対効果に非常に優れているといえるでしょう。展示会ブースの目玉コンテンツとして、プロジェクションマッピングを取り入れてみてはいかがでしょうか。